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インプラントの材質

ブローネマルクインプラント
スウェーデン イエテボリ大学 Branemark教授が開発した、ブローネマルクインプラントにより成功率が飛躍的に向上しました。このImplantが登場するまでは成功率は高く有りませんでした。しかし、このインプラントは基礎研究を含め、長期間の高成績のデータにより、アメリカにおいては、第1号の公認のインプラントになりました。
このインプラント以降、これを模倣した物が沢山現れました。しかし、長期実績(40年)があるのはこれのみです。成功率95%。
これ以前のインプラントも成功率は評価基準があいまいで、現在の基準からすると50%にも満たないようです。
アストラインプラント
ブローネマルクインプラントを開発した、同じスウェーデン イエテボリ大学の歯周病科において、ブローネマルクインプラントの欠点を改良して開発されました。開発には世界の歯周病学をリードするリンデ教授が参加しています。現在、最も評価されているインプラントです。成功率98%。

最近のインプラント治療について

歯科の専門雑誌を見ても、インプラントの特集がよく見うけられますが、気になることがあります。
それは、以前であれば残して保存できた歯であっても予知性が低いという理由で、抜歯してインプラント治療を行っている症例や、またすべての治療に対して力がかかりやすい奥歯であっても、天然より硬いセラミックで修復している症例が非常に多いです。(費用が取れるから?)
インプラントが、天然歯とまったく同じであるならば、すこし危ない歯でも抜歯してインプラントにすることが許されるかもしれませんが、インプラントには天然歯に存在する歯根膜という組織が無く、骨と直接組合しています。歯根膜の役割としては、咬んだ力が直接骨に伝わらないようにする、ショックアブリーバーの様な作用(歯根膜があることによって、天然歯はどんな歯でも、すこし動きます)があります。また感覚受容器として、どんな小さくて薄いものでも判別する能力が有ります。
このような違いが有る為、インプラント治療において、細心の注意と技術が必要となります。
セラミックでの修復においては、一番奥の歯には、体重ぐらいの力が作用しますが、天然歯よりも硬い為、天然歯においては自然におきる磨耗が発生せず、セラミックが破折するか、力が作用し、骨との結合が破壊される危険性が高まります。それを防ぐ手段として、マウスピース様の物を就寝時に使うことが多い様ですが、インプラント治療をするような多くの歯を失っている患者さんでは食いしばりや、歯ぎしり等の悪習慣が有るので、インプラント本体や上部構造のセラミックを守るには都合がいいのですが、しかし、実際には力がかかっている訳であるので、その力は、歯やインプラント以外の部分に働き、顎の関節等に少しずつ作用を及ぼし、顎関節症や不定愁訴の原因になっているようです。
この様な悪習慣のある患者さんには、全身との関係を診査して、改善してから、ゴールドを使用すべきだと考えます。
ちなみに、インプラントだけでは無く、天然歯の修復においては、特に大臼歯(奥歯)では、ゴールドを使用するのが最も良いと
考えます。保険で使える銀色の金属でも歯よりは硬いですし、アメリカやヨーロッパでは、ゴールドもしくはセラミック系の材料以外は使用されていません。いわゆる銀歯は日本独特の代用合金です。
インプラントを応用するにおいては、手術を行うので、患者さんにとっては大変であり、また、費用もかなりの負担になるので、優先順位を考えて治療する必要があります。
まず第一位は、インプラント以外に選択肢がない場合、第二位は既存の方法と比べてみて、インプラントを応用したほうがメリットが大きい場合です。
インプラント応用に際しては、何を目的にするかを明確にすることが大切です。残った歯の状態を調べ、既存の方法と比較して、メリットがあると判断した場合に、使用すべきです。
審美性のみを優先し、機能を疎かにした治療が取り上げられていますが、機能を第一に考えるべきです。歯は何のためにあるのか?食事を美味しく食べることが出来るために有ると考えます。
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